2010年12月31日金曜日

インターバル撮影と動画制作: CX2とPicasaとiMovieで挑戦


以前から挑戦してみたかったインターバル撮影。一定時間毎に撮影した写真をこま送りにしてるだけなんだけど、普通の動画よりも時の流れを感じられる不思議な魅力があります。幸いなことに、僕のデジカメRICOHのCX2にはインターバル撮影機能が搭載されているので直ぐに試すことができるんですが、肝心の動画作成方法にはいくつかの方法があるみたいです。一番簡単なのがiPhotoから書き出す方法みたいですが、Photoshopを使ったりGraphicConverterというシェアウェアのソフトで動画変換する方法なんかがあるようです。が、僕は今回、動画変換にPicasa、動画編集はiMovieという流れでインターバル撮影の動画(Time-lapse photographyというらしい)制作に挑戦してみました。以下、設定・作業手順です。



1.インターバル撮影
CX2に搭載されているインターバル撮影機能を使うだけです。撮影間隔は設定できる最短の5秒にセットしてみました。撮影中にピント位置がずれたり露出が大幅に変化することが無いように、フォーカスは無限遠, 露出はAEロック, ホワイトバランスは屋外に固定しました。あとは三脚にしっかりとセットしてインターバル撮影を開始するだけです。



2. Picasaで動画変換
Picasa(3.8.7.361)には写真から動画を作成する機能が備わっています。対象とするフォルダか写真を選択した状態で、Picasa画面下部のムービーボタンを押すかメニューバーの"作成"から"ムービー"を選ぶことで動画作成画面が開きます。


ここで、移行スタイルを時間経過に設定し、スライドの表示時間を決めます。表示時間はあとでiMovieを使って調節できますから、自分の望む速度よりも少し遅くしておいたほういいと思います。撮影間隔や被写体の動きにもよりますが、今回は1/24秒に設定しました。

次に、画面サイズを決めます。僕はとりあえず最大サイズの1920×1080を選びました。これだとアスペクト比が16:9になりますが、CX2では4:3か3:2、もしくは1:1の写真しか撮影することができません。"フレームのサイズに写真を切り抜く"にチェックを入れると設定サイズにトリミングされますが、トリミング位置は自分で設定できません。あとでiMovieからトリミングすることも可能ですので、ここではチェックボックスを外して"ムービーを作成"ボタンを押しました。

ムービー作成を行うと、Macでは自動的に.mov形式のファイルに書き出されます。出来上がった動画ファイルは、
ユーザー/自分のアカウント/ピクチャ/Picasa/ムービー
の中に置かれていますので、これをiMovieに読み込ませて編集作業へ移ります。


3. iMovieで編集
iMovie '11を使って動画の編集を行いました。Picasaで作成した動画には名前と日付が入ったタイトル画面が自動で挿入されています。タイトル画面は必要無いので、この部分以外を選択してプロジェクト画面にドロップ。あとは、クリップ調節機能を使って再生速度の調節を行ったり、画面のトリミング、色調を整えれば完了です。

こんな感じで作ってみたのが以下の動画です。オリジナル写真の画質が全く活かせてないのが悲しいです。Picasaで動画変換する際にかなり画質が落ちてるんですよね。綺麗な動画を作ってる人はやっぱりPhotoshopとか使ってやってるんでしょうか。まあとりあえず、既存のシステムでTime-lapse動画を楽しめることが分かったので今回はいいとしましょう。

Test; Timelapse video from momo on Vimeo.

2010年12月16日木曜日

Sente for iPadが遂に正式リリース


Sente for iPad(App StoreではSente Reference Manager for iPad)を購入してから1週間が立ちました(過去記事)。その間何故かApp Store上から忽然と姿を消し、公式サイトからのアナウンスもありませんでした。が、本日遂に正式リリースされた模様です(ver. 1.0.6)。僕のは1.0.4だから少しバージョンアップしているみたい。まあアップデートで最新版に更新できたので一安心です。とにかく、無事リリースされたことが嬉しいですね。日本での価格は2,300円です。

公式ブログに、主要機能の解説記事がリストアップされていました。


iPad上で新規にライブラリを作ることもできるし、Web of ScienceやPubMedをブラウジングしてPDFを含めた論文データを取り込むこともできます。やっぱり専用ソフトは便利ですね。

今年最後の中古カメラ大市



年に2回だったか、名古屋では栄のマルエイ中古カメラ大市が開かれます。東京や大阪に比べると名古屋の中古カメラ屋さんはどうしても店舗数が少ないし、品揃えも豊富とはいえない。だから名古屋在住の僕としてはこうしたイベントを心待ちにしているわけです。

歳末 中古カメラ・用品バーゲン
12月23日から29日まで
マルエイ本館8階

普段店舗に出ないような珍品や格安ワゴンセールなど、複数店舗の集まるバーゲンならではの楽しみがあります。上の写真によると、参加カメラ屋さんはNagoya Camera Pro Shop Member's(NCP)の面々。
松屋カメラの名前が無いんですがどうなんでしょう。松屋カメラは毎年参加してると思ってたんだけど。

2010年12月15日水曜日

Vitessa Tの各部名称



覚え書きとしてVitessa Tのマニュアルから作図。フイルム巻き上げ軸はプランジャーって呼ばれてるけど、正式にはCombi-plungerというらしい。勉強になりますなー。

2010年12月14日火曜日

Voigtländer Vitessa Tのお目見え


あぶく銭が入りました。あぶく銭は、ぱっと使うに限ります。ヤフオクさんで落札したのがこのVitessa Tです。Voigtländerから1956年に発売されたレンジファインダーカメラ。Vitessaといえばレンズが飛び出す蛇腹タイプが有名ですが、これは蛇腹構造が無いかわりにレンズ交換が可能な最終モデル。レンズは2.8/50のCOLOR-SKOPARです。昔のカメラなのでレンズの取り外し方法に特殊な作法があるのかと思いましたが、こちらのサイト(pdf)でマニュアルを読んだところ特に注意点は無さそうですね。露出計も付いていますが、この時代のカメラを使うなら体感露出計の方が便利です。
 
モノクロフイルムを詰めて、ぶらり散歩に出かけたい今日このごろ。

2010年12月12日日曜日

DropboxとAutomatorで偽AirPrint

先日、ZinioでMacFanを読んでいたところ、ちょっと面白い記事を見つけました。Macの媚薬という連載で、僕の大好きなMac不安ちゃんの横ページにあります。ちょっとした裏技みたいなネタを紹介してくれるのでいつも目を通しているんですが、今回の記事は目から鱗。タイトルは「ドロップボックスでリモートプリント!」。DropboxとAutomatorを使ってリモートプリントを実現するための方法です。
設定の流れはこんな感じ。
  1. Dropboxに専用フォルダを作成
  2. Automatorでフォルダアクション "Finder項目をプリント" を追加
  3. さらに、フォルダアクション "Finder項目をゴミ箱に入れる" を追加
  4. 1で作ったフォルダを割り当てる
  5. プリント先に任意のプリンタを設定  
 

    基本的にはたったこれだけ。あとは割り当てたフォルダに書類または画像を入れると自動的にプリントしてくれます。僕の環境では、PDFやJPEGファイルなら問題無く印刷できました。

    ワイヤレスプリントといえばAirPrintが話題ですが、対応プリンタを持っていない人も多いはず。この方法ならどんなプリンタでも対応できます。また、Dropbox上の所定フォルダにファイルをアップロードさえできれば、iPhoneやiPadに限らずどんな端末からでも印刷できるのが素晴らしいですね。

    Macの論文管理 -Sente for iPadがi文庫を追い出した

    僕がMacでの論文管理をBibDeskからSenteに変えた本当の理由がこれ、Sente for iPadです。

    とりあえず、簡単な紹介動画を作ってみたのでご覧ください。


    デスクトップ版Senteとの同期はもちろん、文献情報の編集、PDFの閲覧・コメント・ハイライトの追加、新規文献の追加等、デスクトップ版と機能的にはほとんど差がありません。むしろ、複数ライブラリへのアクセスや、レート・タグを付ける場合なんかはiPad版の方が使い易いほどです。ほんと、Senteにしてよかった。今まで論文を読むためにi文庫を使ってきましたが、お役御免です。ありがとうございました。

    ところで、公式サイトではSente for iPadのリリースについて未だComing Soon!となっています(2010/12/12現在)。ではなぜ僕がこのアプリを持っているかというと、実は僕もよくわかりません。たまたまApp Storeに行ったらリリースされていたんですが、公式サイトでのアナウンスは無く、さらに日本のApp Storeでしか発売されていない模様。不審に思いながらも購入した数日後、Sente for iPadはApp Storeから消えていました。何が起きているのか、まったく分かりません。とりあえず、末永く大事に使わせていただきます。

    気になる方は閲覧のみの無料版、Sente Viewerでお試しあれ。

    2010年12月9日木曜日

    Macの論文管理 -BibDeskに別れをつげ、Sente6を使う-


    もう何年も使ってきたBibDeskですが、ついにお別れする日やってきたようです。。。新たな相棒はSenteになりました!!




    BibDeskはBibTexフォーマットに対応した無料で使える論文管理ソフト。動作も軽快で、必要十分な機能を持っていると思います。そんな僕が有料アプリであるSenteに乗り換えた理由の1つは文献の検索&取り込み力。これがもうすごいのなんのって。

    Senteで外部ライブラリから論文検索する場合、あらかじめ大量に用意されたオンラインライブラリを参照することが可能です。Web of ScienceやPubMed、Google Scholarなんかはもちろん、AmazonやGoogle Booksにまで対応してくれてるので、論文だけじゃなく本を探すこともできちゃいます。見つからない論文を探すほうが大変かもしれません。




    しかも、検索結果に表示されている文献は自動認識されて文献名の横に赤丸のImportボタンが表示されます。これをクリックすると、あっという間に自分のライブラリへコピーすることができちゃうのです。いや、まったく素晴らしい!今まではデータベースからBibTexのファイルをダウンロードして自分のライブラリに読み込むといった一連の作業が必要でしたが、Senteならこれが1クリックで終了するわけです。これは嬉しい機能です。さらに、文献のPDFファイルを取り込む場合もこれまた簡単。文献検索画面に表示されているPDFのリンクをクリックすると "Download and Import" という表示が現れます。これを選択すると、ライブラリ中の対応する文献に自動的にPDFを取り込んでくれます。なんて便利な世の中になったんでしょう。

    便利機能は他にも数えきれないほどありますが、ここには書ききれません。
    詳しく知りたい人は公式サイトの動画をご覧ください。

    BibDeskと違ってSharewareですが、MacユーザーでiPadユーザーなら買って損は無いでしょう!だってiPadアプリもあるんだもん。

    BlogPressを使ってiPhoneから投稿してみる

    iOS用ブログ投稿アプリ、BlogPressを使って書いてます。

    写真も添付できるみたい。






    iPadにも対応してるし、なんとか使えるかな!?


    - Posted using BlogPress from my iPhone

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