2010年9月11日土曜日

iPadで論文を読むのは予想より快適かも


「PDF化した論文をiPadで読みたい」と思っている研究者は少なからずいるようで、検索してみるといくつかのレビューが見つかります。その中には、論文を読むには画面が小さい、描画速度が遅い、といった意見もちらほら。僕がiPadを欲しがっていた主な理由も論文閲覧のためでしたので、こういった意見に少々ビビっておりました。それでも勢いで買ってしまったiPad。結局のところ、思っていたよりずっと快適でした!

僕の使い方は、i文庫HDを使ってDropbox経由で論文PDFをインポート&閲覧するというもの。i文庫HDはいろんなサイトでレビューされている通り、Apple純正の電子ブックリーダーであるiBooksよりもはるかに軽快で細かな設定が可能です。論文は普段MacのBibDeskで管理していて、著者名+発行年+タイトルの順で設定したCite Keyがそのまま対応するPDFのファイル名になっています。ふと読みたい論文が出てきても、i文庫HDからDropboxの論文フォルダに移動し、目的の論文を簡単に読み込むことができます。もちろん、読み込んだ後にファイル名を変更することも可能です。また、論文用の書棚を作ることで、論文ファイルに簡単にアクセスすることができます。


肝心の読み心地については、スムーズな動作のおかげでストレスを感じることはありません。もちろん、画面サイズの関係から縦・横どちらの表示であっても拡大しなければ読むことはできませんが、iPadを買う以前からiPhoneのGoodReaderで論文を読んでいた僕としてはさして問題になりません。マーカーを入れたりコメントを書き込むことはできませんが、iPadでの論文閲覧はあくまで"どこでも論文を読める"ことが重要と考えているので、しっかり読みたい重要な論文は今でも印刷して読んでいます。iAnnotate PDFを使えば書き込みも可能ですが、Dropboxとの連携ができない点で僕的にはNGです。

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