2010年9月22日水曜日

BibDeskの共有機能

BibDeskの環境設定画面には、Sharingという項目があります。その名の通り、ここでは共有機能に関する設定を行うことができます。BibDeskにおける共有とは、同じローカルネットワーク上に繋がったマシン同士で文献情報を参照したり読み込んだりできる機能です。研究室内であれば大抵同じネットワークに繋がっているはずなので、共有機能を使って周りの人の読んでいるものを探したり、先輩おすすめの論文を貰うといったことが簡単に行えます。

共有機能の設定画面(/環境設定/Sharing)には、
  • 共有されている文献情報を探す
    "Look for shared bibliographies"
  • 自分の文献情報を共有する
    "Share my bibliographies"
  • 共有用パスワードを設定する
    "Require password"

という設定内容が用意されています。iTunesでライブラリの共有を行う際と非常に似ています。さらに例えるなら、BibDeskの共有機能はiTunesのホームシェアリングのようなものです。情報を公開閲覧するだけでなく、自分の持っていない文献を読み込むことが出来るためです。ただし、iTunesのホームシェアリングではメインマシンが決まっていて、他のマシンがそこからデータを取り込むという形ですが、BibDeskの場合は双方向でのデータのやり取りが可能という点で大きく異なります。

こんな便利な共有機能ですが、最大の問題はBibDeskのユーザ同士でなければならないことです。すなわち、MacユーザでありながらSentePapersではなくBibDeskを使っている人が周りにいないと使えない機能です。残念なことに僕の周りでこの条件に当てはまる人はたった一人。しかも、全く研究分野が異なるので共有したい論文もほとんどありません。。。BibDeskの普及を祈るばかりです。


BibDesk公式サイトのSharing解説ページ
http://bibdesk.sourceforge.net/manual/BibDesk%20Help_66.html#SEC126

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