2010年9月16日木曜日
Zeiss Ikonは良いカメラ?_内蔵露出計の話
Zeiss Ikonを購入してからすでに2年が経過しました。この間何本のフィルムを消費したか定かではありませんが、期待以上の働きをしてくれていることは間違いありません。特に、明るいビューファインダーや1/2000のシャッターの存在はZeiss Ikonの魅力を語るうえで欠かせません。また、ライカMマウント互換ということもあり、オールドレンズを楽しむという最高の遊びを提供してくれました。
ただ、唯一不満を抱いている点を挙げるとすれば内蔵露出計です。Zeiss Ikonには、中央部重点測光のTTL露出計が搭載されています。最初のうちは、この露出計を信用して気軽な撮影を続けていましたし、露出計の結果に不満を抱くこともありませんでした。しかし、使い始めてから1年が経過した頃から、露出計が異常に敏感な反応をするようになりました。中央部重点ではなくスポット測光だったのかと思うほどフレーミングによってめまぐるしく値が変化するので、夜間撮影のような明暗さの激しい条件では全く露出計が役にたたなくなってしまいました。この個体だけで起きた偶発的な問題なのかはわかりませんが、撮影に支障をきたしたことは確かです。その結果、今では全くといっていいほど露出計をあてにしなくなり、逆に脳内露出計を鍛えることができました。よく言われていることですが、感覚的に露出を判断できるようになると露出計をあてにするよりよっぽど軽快な撮影ができるようになります。せっかく露出計付きのカメラを使っているのにそれを生かさないのはもったいない気もしますが、Zeiss Ikonは露出計が無くたって十分魅力的なカメラです。今後もこのスタイルで、Zeiss Ikonと付き合い続けていきます!
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